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前回張緑水(チャン・ノクス)編》をお伝えしました。

私は3大悪女と言われ後世にまで名を残した由来に納得しました。

今回は2人目の悪女「鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)」についてと前回同様に映像化されたタイトルのお話しもしましょう。

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鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)とは?

鄭蘭貞 (チョン・ナンジョン: 정난정:生年不詳-1565年11月13日) は、李氏率いる朝鮮第11代国王・中宗(チュンジョン)の第3王妃(前の2人の王妃が身分を剥奪されたり亡くなったりしたので3番目に王妃につきました)・文定王后(ムンジョンワンフユンッシ )である尹氏に仕えた女性です。(後に婚姻により姻戚になります)
※11代国王・中宗は前回の張緑水(チャン・ノクス)の話で10代国王・燕山君(ヨンサングン)に反旗を翻した中心人物でしたね。

この中宗と文定王妃はドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」でチャングムが医女として仕えた王と王妃のことです。

ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で描かれた王と王妃は人格者として尊敬される人物でしたが、史実では中宗王は全第10代王・ヨンサングンに反旗を翻した者達が祭り上げた名ばかりの王でした。

重臣たちの意見に右往左往する決断力のない王は、妻である文定王妃は世子(セジャ:次の王)に決まっていた前の王妃の息子を何度も暗殺を企て彼が王になってから毒殺したという疑惑の王妃です。
※このエピソードはドラマ「チャングムの誓い」の話中でも少し取り上げれたのですが覚えていますか?。

さて、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)の回りの人物像を紹介しましたが、本来のチョン・ナンジョンの話に戻ります。

2001年に最高視聴率(50.4%)を出したドラマ「女人天下」はチョン・ナンジョンを主人公として焦点を合わせて作った作品です。

ドラマ「女人天下」でのチョン・ナンジョンは、王族の血筋がある家に生まれながらも複雑な事情により両班の妾の子供として育てられるという脚色をされましたが、史実上は中宗に仕えた武官・鄭允謙と奴婢(ぬひ)である母親との間に生まれた女の子が正しいようです。

どちらにしても低い身分として育ったチョン・ナンジョンは幼い時分から世間に蔑まされて育ちます。。

父親とも諍いが耐えなかったチョン・ナンジョンは家を出て妓生(キーセン)として生きる決心をします。

妓生(キーセン)として文定王后の弟である尹元衡(ユン・ウォニョン )に出会いますがチョン・ナンジョンは類まれなる美貌に加えて、妓生として培ったのか?はたまたチョン・ナンジョン本来が持っていたものかは定かでありませんが、チョン・ナンジョンは男心を掴む技術も持ち合わせていました。

チョン・ナンジョンはで尹元衡の心を掴むことに成功し尹元衡の側室として宮廷に入ります。

チョン・ナンジョンは、常に腹黒い策を抱えている者だらけの宮中で得意とする他人の心を察知する能力をふんだんに活躍させ、文定王后の危機を何度も救い信用を得ます。

そしてチョン・ナンジョンは文定王后の手先となり悪事に手を染めていくのです。

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チョン・ナンジョンが3大悪女に名を馳せる理由

では、チョン・ナンジョンはどのようにして宮廷で力と持つようになったのでしょうか?そして何故、悪女の名を後世にのこしたのでしょうか?

側室から正妻に

元々、尹元衡には正妻(朝廷の実力者であった金安老の姪)がいましたが、チョン・ナンジョンは側室ではなく尹元衡の正妻の座を狙います。

そして夫の尹元衡も加担して尹家より正妻を追い出した後、チョン・ナンジョンによって毒殺されたと記録が残っています。

こうしてチョン・ナンジョンは尹元衡の正妻になることに成功します。

次に狙ったのは夫の姉である文定王后と親密な関係になることでした。

当時、中宗王が一番のお気に入りの側室は敬嬪朴氏(キョンビン・パクッシ)でしたが、文定王后にとっては憎き存在なのは当然の女心ですよね。

ここで登場するのがチョン・ナンジョンです。

1527年「灼鼠(しゃくそ)の変」

世子(セジャ:次の王の名称ですが、この世子は以前の第2王妃が産んだ子供です)の誕生日に東宮(世子の部屋)の付近で、ネズミの焼死体が木に引っ掛っているのが発見され、付近を探すと同じようなネズミの焼死体がいくつも発見されました。

世子は子(ね)年の生まれのため、人々に世子の将来が不吉な予感をさせる事件でした。

この時代は呪いなどを強く信じられていた事を悪用したのです。

もう皆さんは犯人がお分かりですよね?そうです!チョン・ナンジョンが仕組んだ策略だったのです。

この世子に不吉で恐ろしい事をした犯人を、中宗王が一番のお気に入りで寵愛していた側室・敬嬪朴氏の仕業と陥れたのです。

結局、無実なのに犯人の汚名を着せられた側室・敬嬪朴氏は自分が産んだ中宗王の息子ともども宮廷から追い出されてしまいその後死刑になったようです。

チョン・ナンジョンの怖さ、悪女伝説はこんな事件を文定王后のためなら、ためらいもせずに実行していたことです。

世子を殺害

この時の世子は前述したとおり、中宗王の亡くなった第2王妃が産んだ子供でしたが文定王后にも息子がいました。

順位で言うと次期王の第2候補ですね、これも文定王后からしてみればいなくなって欲しい存在です。

ここでまたまたチョン・ナンジョンと文定王后は陰謀を企てます。

現世子(山告:ホ)を亡き者にしようとチョン・ナンジョンがあれこれと手を回します。

文定王妃は自分の息子(山亘:ファンまたは慶源大君(キョンウォンデグンとも呼ばれています)をなんとか王位につかせようとしますが、結局次期の王には「ホ」が第12代王・仁宗(インジョン )が即位します。

しかし、この第12代王・仁宗(インジョン )は幼い頃から病弱で(ドラマ「女人天下」ではチョン・ナンジョンが幼い頃から薬に毒を入れていることになっています)結局即位してわずか8ヶ月で亡くなります。

そして、文定王妃の息子の「ファン(慶源大君)」が次の王・明宗(ミョンジョン)に12歳で即位します。

この頃から約8年間は文定王后とチョン・ナンジョンのまさしく「女人天下」人生を送り今まで以上に権力を振りかざします。

チョン・ナンジョンの絶頂期到来

尹元衡の正妻の座についたチョン・ナンジョンは文定王后の協力もあり夫の出世の手助けをします。

尹元衡は出世のたびに財産を増やし大変なお金持ちになっただけでなく、宮廷内でも吏曹判書という高級な官職に就任。

そしてチョン・ナンジョンは、1553年に貞夫人から外命婦最高の地位に当たる”正一品貞敬夫人(チョンギョンブイン)”の命を受け最高の出世をします。

生まれは奴婢の母親で世間から蔑まれていたチョン・ナンジョンの人生最高の時代だったと思われます。

だいぶ調子に乗っている姿が目に浮かぶようです。

1565年 文定王后死去

さぁさぁ皆さん、ここまでチョン・ナンジョンは自分の才覚を存分に発揮し更に文定王后の助けもあり順調な宮廷生活を送ってきましたが、1565年に頼みの綱である文定王后が亡くなります。

文定王后という「水戸黄門の紋所」と同じくらいの権力を後ろ盾に、やりたい放題してきた尹元衡とチョン・ナンジョン夫婦は一気に奈落の底に突き落とされる事になります。

まずはあれだけ喜んだ正一品貞敬夫人の地位は剥奪されます。

悔しかったでしょうね~ (´;ω;`)

これだけでは済みません! 尹元衡の元妻殺害容疑で取り調べを受けることに。

この時、尹家の使用人10人もが取調べを受け全員が拷問によって死亡しましたが、誰1人もチョン・ナンジョンが前妻殺害に関与したとの証言は得られなかったそうです。

なんなんでしょうね、使用人は全く知らなかったのでしょうか? 同じく投獄されたチョン・ナンジョンからの復讐が怖かったのでしょうか? ちょっと不思議で納得がいきませんわ。

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チョン・ナンジョンの人生の終着点

結局、嫌疑不十分で釈放された尹元衡とチョン・ナンジョンは世間の目から逃げるように都から田舎に引っ越すことになります。

しかし、田舎で生活していても「いつまた自分たちを捕まえに来るかも知れない。」という恐怖心を抱えながらの生活は精神的にも大変辛かったようです。

ある日「都から使者が来る」という話を耳にしたチョン・ナンジョンは「また捕まり拷問を受けるくらいないなら死んだほうがまし」と服毒自殺をします。

ところが都からの使者が来たのは、別の用事でチョン・ナンジョンを捕まえに来た訳ではなかったのですが、恐らくチョン・ナンジョンの精神も冷静な判断ができないくらいに参っていたのでしょう。

夫の尹元衡もチョン・ナンジョンの死後すぐに後を追い服毒自殺をしますが、これは流刑地とかチョン・ナンジョンの墓の前とか自宅とか場所が色々と記載されていますが、とにかく自殺で亡くなりました。

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映像化されたチョン・ナンジョン

チョン・ナンジョンを主人公にした「女人天下」は原作小説があるので、映画化、舞台化、ドラマ化とされています。

【 映画 】

1962年 女人天下(詳細不明)

【 舞台 】

1960年2月26日~3月2日まで上演(配役:チョン・エラン) → 朝鮮国立劇場にて朝鮮国立劇団が上演したということです。

【 ドラマ 】

1996年 林巨正 (配役;パク・ソヨン) → 全44話ですが主人公は13代王明宗の時代に実在した林巨正の生涯を描いた作品ですのでチョン・ナンジョンの出番は少なそうです。

2001年 女人天下(配役:カン・スヨン) → 全150話、当初50話の予定で制作されましたが最高視聴率50.3%と大変な人気で100話延長!ちょっとありえないくらいの延長数ですね。
※ドラマ以外のエピソードとして主演の女優カン・スヨンは16年ぶりの復帰作だったそうですが、出演料の契約方式が韓国では初めてのランニング・ギャランティ方式(視聴率によって出演料が変わる)の契約をしたそうですので、高視聴率に100話延長で相当のギャラが入ったんでしょうか?

2016年 オクニョ~運命の女-獄中花(配役:パク・チュミ) → 全51話ですが平均視聴率 17.3%、最高視聴率22.6%とヒット作ですし最近のドラマなので詳細は省略しますね☆

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まとめ

皆さん「朝鮮王朝時代の3大悪女」の1人である張鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)の人生と映像化、舞台化されたタイトルを紹介しましたがいかがでしたか?

3大悪女と呼ばれる中で唯一”王妃”ではないチョン・ナンジョンでしたが、王妃の手先となり悪行を繰り返してきたチョン・ナンジョンの人生の末路は自ら毒を飲んで終わりました。

私にはこの時、既に精神が侵されていたとしか思えません。

もしも都からの使者が到着するまで生きていたらチョン・ナンジョンのその後の人生にも何か変化があったのでしょうか? 万が一でも改心することができたと思いますか?

でも、生まれたときからのチョン・ナンジョンの人生を振り返ると長生きしても改心することはなかったのではないでしょうか。

チョン・ナンジョンによって抹殺された人物は上記にあげた以外にもたくさんいたように思います。

自分の欲望のまま人を殺めることも躊躇なくできる人間にしたのは、世間の身分制度でしょうか? それとも、チョン・ナンジョン自身がそういう人間だったのでしょうか?

なんとなく後味の悪い気持ちにさせるチョン・ナンジョンの人生でした。

さて、次回は張禧嬪(チャン・ヒビン)を紹介致しますので、お楽しみに♪

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